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【自分を見つめなおす漫画】大島智子さん著「セッちゃん」を読んで

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こんばんは。

すなみよゆう(@sunamiyoyu)です。


この漫画、昨日と今日で3回読みました。

何回読んでも、考えさせられる部分があります。

自分しかしらない本当の自分と人の前でどこか演じている自分。

みんなどこかしらあると思います。

そんなあなたに読んで欲しい漫画です。

 

どんな本?

イラストレーターの大島智子さんという方の初の漫画作品です。

全11話と書き下ろしが1冊にはいってます。

セッちゃんの「セ」はセックスの「セ」。

誰とでも寝る女の子「セッちゃん」と誰にも興味の持てない男の子「あっくん」の物語です。

きっと2人は何もなければ交わることはなかったでしょう。

冒頭で結末は分かってしまいます。衝撃です。

どうしてこの結末になったのか。

世の中が変わっていく中で2人はどうなるのか?

といった物語です。

 

 

セッちゃん

誰とでも寝る女の子。

セックスは「ごめーん」とか「ありがとー」が必要なくていいな

というセッちゃんの心の声があります。

ごめんとかありがとうって自然に出るときもあるけど、ここはお礼いっとかなきゃ!とかここは謝っとかなきゃ!とかで言うときもありますよね。

そう、上辺だけの言葉。でも人間関係をスムーズにするためには必要な言葉。

 

あっくん

誰にも興味を持てない男の子。

あっくんに共感できる人はきっと多いと思います。

おれは大丈夫。おれはこっち側。あっくんがよく思っていること。

本心は誰にも言わないけれど、友達がいて、彼氏彼女がいて。

社会に順応している。みんなと一緒のこっち側。

こっち側にいることで安心できる部分で誰かしらあると思うんですよね。

それが自分を偽っていても。

 

周りが変わったからっていきなり変わることなんてできない

この漫画の中で2人の周りは大きく変わっていきます。

でも、2人だけは変わることができなかったんです。

変わらなかったことで、本当の自分を見つけることができたのかもしれません。

変わらなかったことが幸せだったのかもしれません。

 

私の感想

結末は分かっていても、読んでいくうちに2人が好きになって「そうならないでくれー」と思いながら最後まで読みました。

誰とでも寝る女の子って書くと、あんまりいい印象じゃないのかもしれません。

でも読んでいくとセッちゃんのことがきっと好きになります。

2人それぞれに少しずつ自分にも重なる部分がありました。

この漫画の中では周りがどんどん変わっていくからこそ見つけたものがあります。

きっと現実世界では周りはここまで変わることは滅多にありません。

でもこの漫画を読んだからこそ、変わらない現実の中でも自分と、人との付き合い方を考えたいなと思いました。

 

 

まとめ

3回読んで伝えたいことはいっぱいあるのだけど、ネタバレになるし、私の語彙力が足りないし・・と、このブログを書くのにもかなりの時間がかかりました。

1巻完結で読みやすいですし、何回読んでもおもしろいので、ぜひ読んでみてください!