彼氏にフラれたからピアスをあけた30歳の話
思いきりあけた~左耳のピアスには~ねええ!!
笑えない~エピソード~おお~!!!
同世代の方ならわかるかな。ジュディマリのそばかすって曲の1フレーズ。
彼氏にフラれた私はこの曲が頭をループしたのだった。
10代のときピアスをあけたことがあった。
友達と家であけあいっこしたな。氷でキンキンに耳を冷やしてあけた。
穴が安定していないとき透ピンがはいらなくて苦労したなー。
突然金属アレルギーを発症してパンパンに耳がはれて、ピアスがつけれなくなってから10年弱ピアスをしてなかった。
そんなピアスを30歳、失恋をきっかけにあけたくなったのだ。
30代でピアスあけてよ~って友達に言うのは恥ずかしい。
もちろん自分であける勇気はない。
年をとると怖いものが増える。
若いってすばらしい。
元彼に電話でフラれた日からずっと誰にも言わず病んでいた。
病みながらも頭の中はYUKIちゃんの声がループする。
その週の土曜日、元彼が私の家に荷物をとりにくることになっていた。
その日を最後におそらくもう一生会うことはないだろう。
何か変わっておきたい気がした。
金曜日にピアスをあけれる病院を探した。即効で予約した。
土曜日の朝一番に病院にいった。
3月だったので、病院のお姉さんがするたとえ話がすべて18歳向けのものだった。
「最近は入学とかでピアスあけられる方多いんですよ~」
「ファーストピアスは学校にバレないようにこの種類にする方が多いです~」
そのたとえ話私にしてどうするん?
30歳が病院でピアスあけるのダメ?
少し恥ずかしい気持ちになった。
早くあけて帰りたいと思った。
はじまれば一瞬だった。ちょっとだけ痛かった。3,000円くらいかかったかな。
左耳だけじゃなくて両耳にあけた。
すがすがしい気持ちになった。
タトゥーをいれる人って自分の中で1つ1つ意味があるって言うじゃん。
私はそのピアスバージョンをしたんだと思ってる。
ピアスの痛みを思い出すときは元彼を思い出すのかなと思ったけどそこまで痛くなかったからきっとこれからは思い出さないと思う。いや思い出したくない。
でもこのピアスには意味はある。
うまく言えないけれど1つ上の世界に行ったような自分が変わったような気持ち。
ピアスでエピソードトークもできる。
こうやってブログのネタにもできる。
ピアスをすることは楽しい。
毎朝ピアスを選ぶのが楽しい。
もっとピアスがいっぱいほしい。
最近は外に出ないし、出るときもマスクをするとピアスがひっかかったりしちゃうからつけれていない。
ピアスつけたいなーって思ったらこの話を思い出した。
そしてあの日ピアスをした状態で元彼に会った。
特になにも変わらなかった。