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この季節になると思い出す一人暮らし初日のこと

こんばんは。

一人暮らし歴11年すなみよゆう(@sunamiyoyu)です。

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この季節になると思い出す。

初めて一人暮らしをはじめた18歳のときのこと。

 

私は早く実家を出たくてしょうがなかった。

中学のときも全寮制の高校に行こうとしたが、親に大反対された。

 

大学受験。滑り止めの滑り止めくらいの大学に行くことになった。

知り合いがひとりもいない大学。

実家から2時間半の距離。通おうと思えば通えた。

ギリギリまで反対されたが、親に頼み込んでやっと念願の一人暮らしをすることになった。

 

ほんとーにギリギリまで粘ったので、ばたばたと引越し。

引越しの日も親と喧嘩したなあ。荷物だけ運んで1度実家に帰った。

 

3日後は入学式。

わくわくしてた。念願の一人暮らし。楽しみでしょうがなかったはず・・。

 

しかし私は人生初めての胃腸炎になった。

何を食べてもはいてびっくりだった。

いま思えばなんだけど、心のどこかで不安だったんだと思う。

 

そして入学式。

親が仕事でこれず、一人だった。

家電が間に合っておらず、何もない部屋。

慣れないスーツを着て大学へ。

家⇒大学は引越しの日下見していたので無事に行くことができた。

 

私がはいったのは男9:女1の学部。

入学式、見渡す限りちゃらそうな男の子しかいない。

やっと見つけた女の子はゴリゴリの金髪ギャルだった。

私はこの時期ギャルが怖かった。

この学校でやっていける自信がなくなった。同時にかなり不安になった。

 

入学式が終わり、今後の説明や書類配布のため別の教室に案内された。

やはり友達になれそうな女の子はいなかった。おわったと思った。

誰とも話すことなく説明が終わり教室を出た。

すると教室の前の喫煙所に、さっきまで一緒に説明受けた男の子たちがいっぱいいた。

とんでもないとこに来てしまったと怖くなった。

 

そして学校を出て家に帰った。

帰り道、教室に移動してしまったため大学の中で迷った。

広い大学の中で最初はいった門が分からなくなってしまったのだ。

とりあえず前の人についていって大学から出ることはできた。

見たこともない景色。

はき慣れない靴で足が痛い。

大量にもらった書類は袋も持っていってなかったので手で持った。重かった。

親に書類を持ってもらって、楽しそうに歩いている子たちがうらやましかった。

そして私は泣きながら家を探した。

普通に行けば10分で帰れるところを30分かけて家についた。

 

家についてほっとしたけれど、これからのことを考えると辛くなった。

まだスマホもない時代、気をまぎらわせそうなテレビもまだ届いてなかった。

しーんとした一人の部屋。

あんなに楽しみにしていた一人暮らし。

親からの電話には平気なふりをした。ベッドにもぐって泣いた。

実家に帰りたくなった。

泣いてるうちに寝てしまって、朝になっていた。

 

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次の日から無事に友達もできて、すぐ大学になじんだ。

1日目はなんだったんだろうっていうくらい楽しい毎日を過ごした。

一人暮らし最高だなって思った。

誰にも文句言われず、好きな時間に寝てごはん食べて、テレビ見て。

 

いま思えばあの初日があったからこそ何倍も楽しめたんだと思う。

たまーにいまでも寂しくなる瞬間があるけど、一人暮らしをやめるなんて考えれない。

初日流した涙のおかげでいまがある気がする。

一人暮らしさせてくれた親に感謝しないといけないね。

 

あれから11年ずっと部屋が汚いのだけはどうにかしたいものである・・。

 
おしまい